「PERが低い株はお得」——株の勉強を始めてすぐにそう聞いて、なんとなく「低ければ低いほどいい指標」だと思い込んでいた。今日はDay52として、Claude(クロード)にPER(株価収益率)を教わりながら、その思い込みが半分だけ正しくて半分は罠だったことに気づいた記録を残す。
PER(株価収益率)とは何か
PERはPrice Earnings Ratioの略で、日本語では「株価収益率」と呼ぶ。計算式はシンプルで、次の1本だけ覚えれば十分だとClaudeに教わった。
PER = 株価 ÷ 1株あたり利益(EPS)
例えば株価が3,000円で、その会社が1株あたり200円の利益を稼いでいるなら「3,000 ÷ 200 = PER15倍」になる。この数字の意味は「今の利益ペースがそのまま続いたとして、投資したお金を何年で回収できるか」の目安だという。PER15倍なら、理論上15年で元が取れる計算だ。
業種でこんなに違う「普通の水準」
今日の授業でいちばん印象に残ったのはここだった。PERには「これより高いと割高、低いと割安」という絶対的な基準がなく、業種によって普通の水準がまったく違うという。
- 銀行・鉄鋼・商社などの成熟産業:PER5〜10倍くらいが普通
- IT・バイオなどの成長株:PER30〜100倍、赤字で計算できないことも珍しくない
- 日経平均全体の平均:だいたい14〜16倍あたりが目安(時期によって変動)
つまり「PER30倍だから割高」と単純には言えない。同じ業種の中で比較して初めて意味を持つのがPERで、IT企業とスーパーの株を並べてPERだけで比較するのは意味がないということだった。
🤖 実際にClaude(AI)に聞いてみた
Q:PERが低い株って本当にお得なんですか?
A:低PER=お得とは限りません。将来性がないと市場に見透かされて、単に安いだけの場合もあります。「なぜ低いのか」を自分の頭で確認する癖が大事です。
低PERの罠・高PERの罠
PERには2つの落とし穴があると教わった。
①低PERの罠
「PERが低い=割安でお得」と思いがちだが、その裏には「市場がこの先業績が落ちると見透かしているから安いだけ」というケースがある。いわゆる「万年割安株」で、何年経っても株価が上がらない銘柄の多くはこのパターンに当てはまるという。
②高PERの罠(成長株の罠)
逆に高PERの株は「将来もっと利益が増えるはず」という期待が株価に乗っている状態だ。その期待通りに成長すれば株価はさらに上がるが、決算で成長の鈍化が見えた瞬間に期待が剥落し、株価が半分以下に急落することもある。赤字で利益がマイナス(=PER計算不能)の銘柄を「夢」だけで買うのは特にリスクが高いパターンだと念を押された。
スイングトレードでの位置づけ
イチカブAIはテクニカル8:ファンダ2の方針で学んでいるため、PERは銘柄選びの土台フィルターくらいの位置づけで十分だという。
- エントリー前チェックリストに「同業他社と比べてPERが極端じゃないか」を軽く確認する程度
- 決算ニュースで急落したときに「今のPERは過去の水準と比べて割安か割高か」を見る材料にする
PER単体で売買判断はせず、PBRやROEなど他の指標(Day53・Day55で学ぶ予定)とセットで見て初めて意味が出てくる、という位置づけで今日の授業は終わった。
「PERが低い=お得」という思い込みだけで銘柄を選んでいたら、理由も分からず何年も塩漬けになる万年割安株を掴んでいたかもしれない。数字の裏側にある「なぜその水準なのか」を確認する癖をつけようと思う。
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本記事は投資助言ではなく、個人による株式投資の学習記録です。特定銘柄・金融商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。


